旦那様は俺様でいぢわる
「まあ了解なんかとるつもりないけどな」
「‥‥‥‥」
それって‥
「拒否権ないから」
‥だよな。竜司だもんね。
「相沢」
竜司が指を鳴らすと
「はい。」
ササッと風ねように後ろから現れる相沢さん。
今までどこにいたんだよっ‥!!
そんな二人に対し、わたしは軽くツッコミそうになった。
「用意できたか?」
「はい。ここに‥」
相沢は手に持つ袋を竜司に手渡した。
なにそれ‥‥
異様にデカイ紙袋。
‥ろくでもないものなのは分かってるけど。
わたしが一歩下がると‥
「鈴」
「へっ?―――わぁッ!!!」
突然その紙袋を投げられた。