旦那様は俺様でいぢわる
重っ‥!
わたしがそれを両手掛かりで持つと
「んな重くないだろ」
なんて鼻で笑われた。
そりゃお前が男だからだろっ‥!
ムカつくなぁ!!
危うく、勢いで殴るとこだった‥
それを軽く抑え
「で、これ何‥?」
と、睨みながら言うと
「自分で開けろよ」
手渡された紙袋を指差された。
口で言えば早いじゃん‥。
心の中で文句たれたれ状態で
渋々ヤツの言う通りに、袋の中をがさがさと漁る
「‥‥‥‥‥‥」
と、
「‥‥竜司」
「なんだ?」
「これ‥なに‥‥」
意味わかんない‥
なんで‥
「はぁ?んなのどう見たって」