旦那様は俺様でいぢわる


重っ‥!


わたしがそれを両手掛かりで持つと



「んな重くないだろ」

なんて鼻で笑われた。





そりゃお前が男だからだろっ‥!

ムカつくなぁ!!


危うく、勢いで殴るとこだった‥





それを軽く抑え




「で、これ何‥?」

と、睨みながら言うと






「自分で開けろよ」

手渡された紙袋を指差された。






口で言えば早いじゃん‥。





心の中で文句たれたれ状態で

渋々ヤツの言う通りに、袋の中をがさがさと漁る





「‥‥‥‥‥‥」



と、





「‥‥竜司」


「なんだ?」



「これ‥なに‥‥」


意味わかんない‥

なんで‥





「はぁ?んなのどう見たって」







< 41 / 42 >

この作品をシェア

pagetop