*私の総長さん-二世-*【完】
「………」
「………」
2人に会話はなかった
だけど、会話を切り出したのは、桜夜だった
「お前にさ、謝んなきゃいけない事がある…」
「な、何?」
「あんな中途半端な気持ちだけ話しちまって悪かったなって事だよ」
「中途半端な気持ちって…?」
「お前が気にしてることだよ!」
「私の事、何で諦めるかって事…?」
「ああ…あの時は、話すべきじゃないと思ってたから言わなかったけど、理由があんだよ」
「理由…」
「昨日の夜、真二に…言われちまって、気づいたんだよ…」