*私の総長さん-二世-*【完】

「佐々木が他の男に取られてもいいのか?」


「それで、あいつが幸せになるなら…」


「いいのかよ!!本当に!!」


「俺と一緒になるよりマシだからな」


「桜夜…俺は幻滅したぜ…」


「は??」


「お前ってさ、俺は喧嘩強いとか、関東一の族になりてーなって自信満々に言うけど、女が絡んだら何で弱気なんだよ!!

心配ならお前が守ってやりゃーいいだろ?そばに置いて!!」


「俺はあいつに、普通に高校生活して、普通に男作って、普通に笑って過ごしてほしいんだよ」


「それは…お前と付き合ったって出来る…「出来ねーよ!!!!!!」


「俺らは、危険と隣り合わせなんだぞ??喧嘩売られたり、やくざにだって目を付けられる…その中で、あいつに普通に生活しろっつーのか??」


「じゃ聞くけどよ…お前の守るってのは、遠くから離れて見守ることなのか?!」


「はぁ??」


「お前は自分に自信がないからそーするのか?!」


「は…?」


「守りたいものがあんなら、命はって守ってみろよ!!「俺についてこい」って自信満々に言ってみろよ!!!それが守るって事じゃねーのかよ!!!!!!ハァ…ハァ…」


「真二…」



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