オカルト・カルテ
成満さんははあっと息を吐くと、
グラシャ=ボラスを呼んだ。
「・・準備はできたか」
「はい。今すぐにでも出られますが・・・」
「・・わかった。俺はレラジェと後から行く。
おまえはこいつを連れて先に行け」
「わかりました」
グラシャ=ボラスが私を乗せようと頭を下げた。
「え!?な、成満さんは行かないんですか?」
「・・どのみちこれだけ大人数ではすぐに動けない。
だったら2手に別れた方がいい」
「じゃあ、だったら私が・・!」
「・・あんたのほうが狙われる率が高い。
それくらい、分かるだろ」
「・・・・成満さん・・・」
きっと唇をかみしめて、深く頭を下げた。
「ありがとうございます!
・・でも、絶対戻ってきてくださいね!」
「・・・・・」
返答はなかったが、私はそれを肯定だと受け取って、
グラシャ=ボラスに乗った。
グラシャ=ボラスを呼んだ。
「・・準備はできたか」
「はい。今すぐにでも出られますが・・・」
「・・わかった。俺はレラジェと後から行く。
おまえはこいつを連れて先に行け」
「わかりました」
グラシャ=ボラスが私を乗せようと頭を下げた。
「え!?な、成満さんは行かないんですか?」
「・・どのみちこれだけ大人数ではすぐに動けない。
だったら2手に別れた方がいい」
「じゃあ、だったら私が・・!」
「・・あんたのほうが狙われる率が高い。
それくらい、分かるだろ」
「・・・・成満さん・・・」
きっと唇をかみしめて、深く頭を下げた。
「ありがとうございます!
・・でも、絶対戻ってきてくださいね!」
「・・・・・」
返答はなかったが、私はそれを肯定だと受け取って、
グラシャ=ボラスに乗った。