オカルト・カルテ
「…ぶつぶつぶつ…」




「…おーい、大丈夫かよ、詩織」




「え!?あ、悠ちゃん!なに?」




悠ちゃんはあきれた顔で
はーっとため息をついた。




「おまえどうしたんだよ。
さっきからずーっとうわの空じゃんか」




それは・・




ストラスのこと考えてたからで…




黙りこんだ私に悠ちゃんは





「まっ、話せないならいーけど。


それよりさ、今日学校終わったら
旧校舎行ってみねぇ?」




「旧校舎?なんかあるの??」




首をかしげている私に
目をキラキラと輝かす悠ちゃん。





「旧校舎で最近変な音がするって噂
聞いたことあるだろ?」





「うん」






「実は幽霊がいるんじゃないかって
噂なんだ!

近づいた人は必ずケガとかしてるらしいし!


これはもう、行くしかないだろっ」






「あ、はは・・・。
相変わらずだね、悠ちゃん」


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