オカルト・カルテ
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「・・・もー、喧嘩なんてやめてよね。
ただでさえシュトリなんて建物破壊しそうなのに・・」


ストラスは猫だからともかくとしても・・・。




「くす・・」



『・・心配するのはそこかよ』



「?なんで笑ってるの、シュトリ?」


「いいえ。なんでも」






『・・で?
おまえ、誰と会ってたんだよ』



「え」



ギクッとする私の反応に
ストラスの目が光る。



『・・ほう。言えねーような奴と会ってたわけか。
それは興味深いなぁ?』



「・・だ、だって・・。
言ったら、またストラス怒ると思って・・・」



ストラス短気だし・・・。


他の悪魔と関わろうとすると、
なんかやけにイライラしてるっていうか・・。



なんでか、わかんないけど。





『怒らねーよ』



「うそ!さっきだって怒ってたじゃん!
言う前からあんなに怒ってたら、
言ったら絶対怒るもん!」




『・・てめー、俺を何だと思ってやがるっ!』



「・・2人ともそこまで」

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