オカルト・カルテ
『よぉ、ガキ』




窓の外のベランダに気持ちよさげに
寝転がるストラス。




「・・なんでこんなところに」




『べっつにー?
ただ、おまえがおもしろそうなこと
やってんな、と思っただけさ』




その言葉を述べると同時に、
ストラスの目が妖しげに細まる。




「・・おもしろそうなこと?」




『わからないならそれでいいさ。


ま、別に俺は困らないし』




なにそれっ。




「・・もーいいよ。
先に帰ってれば?

この毒舌悪・・・「うわぁぁ!?」





今のは・・・
悠ちゃんの声!!




「・・何したの!?」




『なんもしてねぇよ。

俺に疑いかける暇があるなら
さっさとお友達助けたほうが
いいんじゃないか?』




また楽しむように笑うストラスが
すごく憎たらしくて。




私はストラスの首根っこをつかんだ。




『ハッ!?
おいっ、何しやがるっ!


放せ!!!!』
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