オカルト・カルテ
『知らん』



「は!?」




『だから、知らないんだよ。

俺様は今まで喚び出されたこと
なかったからな』



「なっ・・・!」



私が怒りにふるふると震えていると
ストラスはしっぽを軽くふる。




『ま、おまえがどうなろうが
俺様には関係ないし、
逆に好都合だな。


人間の悲鳴やおののく姿ってのは
いつ見ても実に気分がいい』





バシッ!





ストラスの頬に私の平手が直撃!





『何しやがるっ!』




「っこの、毒舌悪魔!!」




ちゃんと答えてくれると思った私が
バカだったっ・・・!




「・・やっぱり悪魔なんて
頼るんじゃなかった」




『こっちこそ、おまえみてーな
うるせぇガキのお守なんざ
死んでもご免だね』






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