オカルト・カルテ
私はストラスを抱き上げて
小さく耳打ちする。





「・・ねぇ、どうして
一緒に来ようって思ったの?」




それを言うとピクッと耳を動かした。





『勘がいいな。

おまえの想像のとおり、
なんかあるんだよ、この騒動』





「何かあるって・・・
やっぱり、悪魔・・・?」





『ふん、さぁな。
ただ言えることは、俺様でも
感じられる力の持ち主・・・。


俺様と同類か、
似たような世界の奴ってこったろ』





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