オカルト・カルテ
「ゆ、悠ちゃん!あれ!」
「うぉー!!!
ついに来た来たっ!本物だな!」
女の人はゆらゆら揺れながら
通りを歩いている。
「聞いた通りだな!
見てみろよ、詩織!」
「う、うん・・・」
・・だけど、
なんだろう・・・。
あの女の人・・
そんなに悪い気配がしないような・・。
私が戸惑い気味に見ていると
ストラスが言った。
『おまえの予想どおりさ。
あいつは悪い霊なんかじゃない』
「え!?」
「なんでわかるんだよ!
ストラス!」
『まっ、そりゃ本人に
聞いてみたらどうだ?』
そう言って消えてしまった。
「あ、ちょっと!!!」
・・相変わらずムカつく猫・・。
意を決し、私は女の人へと近づいた。
女の人は見えているのかいないのか
ぼうっとした顔でこちらを見ている。
「・・あの、何してるんですか?」
【恋人ヲ・・探シテルノ】
「・・あなたがそうやって
目撃されるたびに、
雷や嵐が起きてる。
・・だから、成仏じゃないけど・・
一緒に、恋人探そう?」
【・・嫌】
え?
【・・ヒトリ、嫌ダ!!!】
「うぉー!!!
ついに来た来たっ!本物だな!」
女の人はゆらゆら揺れながら
通りを歩いている。
「聞いた通りだな!
見てみろよ、詩織!」
「う、うん・・・」
・・だけど、
なんだろう・・・。
あの女の人・・
そんなに悪い気配がしないような・・。
私が戸惑い気味に見ていると
ストラスが言った。
『おまえの予想どおりさ。
あいつは悪い霊なんかじゃない』
「え!?」
「なんでわかるんだよ!
ストラス!」
『まっ、そりゃ本人に
聞いてみたらどうだ?』
そう言って消えてしまった。
「あ、ちょっと!!!」
・・相変わらずムカつく猫・・。
意を決し、私は女の人へと近づいた。
女の人は見えているのかいないのか
ぼうっとした顔でこちらを見ている。
「・・あの、何してるんですか?」
【恋人ヲ・・探シテルノ】
「・・あなたがそうやって
目撃されるたびに、
雷や嵐が起きてる。
・・だから、成仏じゃないけど・・
一緒に、恋人探そう?」
【・・嫌】
え?
【・・ヒトリ、嫌ダ!!!】