オカルト・カルテ
「悠ちゃん・・っ。

・・よかったっ・・」



頬や服、
ところどころ傷はあるけど
大丈夫そう・・・




「・・よかねーよ。
こんなに傷作るなんて
思ってな・・・うわ!?」



「・・無事でいてくれて、
ほんとによかった」



抱きついたまま、そういった。





「・・」


悠は頬をぽりぽりとかいて
少し照れくさそうに
ぽんぽん、と詩織の頭をなでた。




『全く・・・
俺様はおまえらがイチャつくために
力貸したんじゃねぇけどな』




ハッ・・・!



「ち、違うよストラス!
これは、無事を確認してただけで・・」



あわてて悠ちゃんの体から離れた。





『の割りにしちゃぁ
ずいぶんと雰囲気がクサいけどな』



探るような目つきで2人を見やった。




「・・とにかく、これで事件は
おしまいだよ。

帰ろう、2人とも」




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