オカルト・カルテ
『んなこと俺が知るか。

あくまで推測の話だ。


けど、おまえにだって
それしか思い当たらないんだろ?』




にやっと笑いながらそう突かれて
何もいえなくなってしまう。




『フン。
ま、ヘタに怪我したくないんなら
これ以上変な事件に首つっこまねぇ
ことだな。


奴らにとっては、
おそらく俺らは厄介者だ。


ヘタに行動すると
いくつ命あったって足りやしねぇよ』







そういって、ストラスは
どこへともなく去っていった。






・・ストラスの言うことは、
確かに正しいのかもしれない。





・・だけど。





「・・本当にそれでいいのかな」
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