オカルト・カルテ
『筋金入りのバカだな、てめぇは』
聞き慣れた声に耳をそばだてると
そばの机にあの悪魔の猫。
「…おまえは…!
なぜ、こんなところにいる!」
男の人は本性を現したのか、
怖い顔をして後ずさる。
口元には牙が生えていて
豹のようにするどい目。
『フン。シュトリか。
また珍しいもんに目ぇつけられたもんだ』
ストラスはあざ笑うようにそう言うと
私の前に降り立つ。
「…助けてくれるの…?」
私、忠告聞かなかったのに…。
半泣きの私にストラスは振り返る。
『勘違いすんな、バカ。
俺様はこういうフザけた野郎が
嫌いなんだよ』
そう言って毛を逆立てる。
『…何が目的だ。
おまえは無差別に能力を使うような
やつじゃなかっただろう』
聞き慣れた声に耳をそばだてると
そばの机にあの悪魔の猫。
「…おまえは…!
なぜ、こんなところにいる!」
男の人は本性を現したのか、
怖い顔をして後ずさる。
口元には牙が生えていて
豹のようにするどい目。
『フン。シュトリか。
また珍しいもんに目ぇつけられたもんだ』
ストラスはあざ笑うようにそう言うと
私の前に降り立つ。
「…助けてくれるの…?」
私、忠告聞かなかったのに…。
半泣きの私にストラスは振り返る。
『勘違いすんな、バカ。
俺様はこういうフザけた野郎が
嫌いなんだよ』
そう言って毛を逆立てる。
『…何が目的だ。
おまえは無差別に能力を使うような
やつじゃなかっただろう』