オカルト・カルテ
「…全く、うるさいなもう!

分かってるよ!」




…やっぱ前言撤回。




素直なストラスなんて
全くもって想像できません。





私の表情にシュトリは言った。




「そのうちわかる日が来ますよ。


…では、よろしくお願いしますね?

新しいご主人」




シュトリは人間の姿をとると
ストラスの隣を歩いた。




私がぼーっとみていると
2人の話し声が聞こえる。




「おや、チビ猫さん。
あなたは人化しないんですか?」



『…チッ。
したくてもできねぇってのに。


イヤミかよ、おまえ!!』




「ええ、そうです」




『サラっと肯定すんな!

否定しろよ!!』





「…ぷっ」



その様子になぜか笑えてしまえて。





「ちょっと、私を置いてかないでよ!」





そして、私も2人の後を追いかけた。
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