オカルト・カルテ
夜11:50。





「・・あと10分・・」




幸いお母さんがいなくて
助かったな・・



お父さんはいるけど
仕事で遅くて早く寝ちゃったみたいだし。





お兄ちゃんは事情を知ってるから
部屋には入らないだろうし。





「ニャァ」




「クゥ!?
入ってきちゃダメだよッ」




クゥは私の膝の上がいいのか
気持ちよさそうにしている。





「クゥー・・。
気持ちいいのはわかるけど
この実験は誰にも見られちゃいけないの。

わかった?」



・・でもまぁ、猫だから大丈夫かな。





するとカチッと音がして
張りが12を指す。




陣の間から風が巻き起こり
部屋にあるものを巻き込む。
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