オカルト・カルテ
「ここで最近、変なことが
起きてるんですよね?」
エントランスを通り、
とりあえずリビングらしき部屋に案内される。
召使いさんが紅茶を運んでくると
城崎くんは軽くそれを制した。
「そうなんだ。
・・まぁ変なことって言っても
いいことなのかもしれないけど」
「いいこと?」
「ほら」
そう言って城崎君は棚から取り出した
手紙を一通り見せてくれる。
「これは?」
私が聞くより先に悠ちゃんが
興味津津に聞いた。
「つい1か月くらい前から
この家のことを予言したような
内容の手紙が届くようになったんだ」
予言・・・。
占い師?
「・・予言ってどんなものなんですか?」
「過去から、現在・・・
未来のことまで、様々だ。
過去、現在についてはあてられていると
いうのだから不思議な話だよ」
やれやれ、という風に
しているが顔は疲れている。
・・未来のことまで。
過去はそれなりに調べられるだろう。
現在のことだって監視していたら…
しかし、未来というのは。
「それで宛名が書いてないんだから
どこの誰がこんなことをするのか、
全く持って謎だろ?」
起きてるんですよね?」
エントランスを通り、
とりあえずリビングらしき部屋に案内される。
召使いさんが紅茶を運んでくると
城崎くんは軽くそれを制した。
「そうなんだ。
・・まぁ変なことって言っても
いいことなのかもしれないけど」
「いいこと?」
「ほら」
そう言って城崎君は棚から取り出した
手紙を一通り見せてくれる。
「これは?」
私が聞くより先に悠ちゃんが
興味津津に聞いた。
「つい1か月くらい前から
この家のことを予言したような
内容の手紙が届くようになったんだ」
予言・・・。
占い師?
「・・予言ってどんなものなんですか?」
「過去から、現在・・・
未来のことまで、様々だ。
過去、現在についてはあてられていると
いうのだから不思議な話だよ」
やれやれ、という風に
しているが顔は疲れている。
・・未来のことまで。
過去はそれなりに調べられるだろう。
現在のことだって監視していたら…
しかし、未来というのは。
「それで宛名が書いてないんだから
どこの誰がこんなことをするのか、
全く持って謎だろ?」