オカルト・カルテ
バサァッ……。
背中には茶色と白の
美しい羽。
温かく優しい光をたたえる
水色の瞳。
一度しか見たことはないが
鮮明に覚えているその美しい姿。
「大丈夫ですか、詩織」
「…シュトリ!!」
温かいその掌がさらに
安心を与えてくれる。
「遅れてしまって、申し訳
ありませんでした。
なにせ変装というものは何分
苦手な分野なもので」
「何言ってんの!
十分上手だったよ」
そう言うと彼は軽く微笑んで
ガープを見る。
悠ちゃんだったはずのその姿は
全身真っ黒に染められ、
目は血走っており背中には、
コウモリのような翼。
額には鋭い角。
「…これが、ガープ…」
「…ええ。
多少頭のキレる悪魔だとは
聞いていましたが…。
こんな汚いやり方で
私の主を連れ去ろうなんて、
いい度胸ですね」
そう言って本来の姿へと切り替わる。
「…待って、シュトリ!
このまま戦ったら、まずいんじゃ・・・」
『バーカ。
シールド張っときゃ
よっぽどの場合乗り切れんだよ』
背中には茶色と白の
美しい羽。
温かく優しい光をたたえる
水色の瞳。
一度しか見たことはないが
鮮明に覚えているその美しい姿。
「大丈夫ですか、詩織」
「…シュトリ!!」
温かいその掌がさらに
安心を与えてくれる。
「遅れてしまって、申し訳
ありませんでした。
なにせ変装というものは何分
苦手な分野なもので」
「何言ってんの!
十分上手だったよ」
そう言うと彼は軽く微笑んで
ガープを見る。
悠ちゃんだったはずのその姿は
全身真っ黒に染められ、
目は血走っており背中には、
コウモリのような翼。
額には鋭い角。
「…これが、ガープ…」
「…ええ。
多少頭のキレる悪魔だとは
聞いていましたが…。
こんな汚いやり方で
私の主を連れ去ろうなんて、
いい度胸ですね」
そう言って本来の姿へと切り替わる。
「…待って、シュトリ!
このまま戦ったら、まずいんじゃ・・・」
『バーカ。
シールド張っときゃ
よっぽどの場合乗り切れんだよ』