オカルト・カルテ
『…っ、てめぇ…。



人が手ェ出せねぇと思って
いい気になりやがって…!』



そう言って立ち上がると毛を逆立たせ
爪を生やす。



これでは今にでも殺しかねない雰囲気。




「ま、待ってストラス!

…ねぇ、悠ちゃんは!?
悠ちゃんをどうしたの!!」



まさか、悠ちゃんが依白なんじゃ…。




【…あのガキなら
今頃俺の作った薬で眠ってんだろ。


せっかく借りた体に死なれちゃ
困るからな】




…よかった、無事みたい。




…あれ、でも…。




「…借りた体って、
どういうこと…?」




『…てめぇ、誰の差し金だ』




【何のことだ】




「…転生術など知らないはずです。


あなたができるのは占星術などの
視ることだけ…」



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