オカルト・カルテ

黒猫

ピピピ・・・・!




「ん~・・・?」



目覚ましを止めて一瞬ぼうっとする。




「あっ、そうだ!ストラス!」



飛び起きて下に降りれば。




「お、早いじゃないか詩織」





「珍しいわね、早起きなんて」





「いつもは寝坊ばっかしてるのにな」





いつもと同じ光景に思わずほっとするけど。




「あ、そうだ!
ストラス・・・じゃなかった、クゥは!?」




あんなおかしなやつ野放しにしたら・・




「クゥなら詩織の部屋にいると思ったけど。
いないの?」



え・・・!?




だって起きた時いなかった・・。




するとお兄ちゃんが笑う。




「まーたどっかでひなたぼっこでも
してるんじゃねぇの?

クゥは寝るの大好きだからな」




「・・ちょっとクゥ探してくる!」




「え?ちょっと、詩織ー?


・・あの子ってクゥのこと
そんなに好きだったかしらね?」




「さぁ。
クゥが詩織大好きなのは知ってるけど。

詩織は寂しん坊だから」





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