先生が好き…


以前、里衣が好きになった人がいた。B組の中西くん。彼は、身長高い・ほどほどに頭いい・クール・・・という、まさに里衣のタイプにストライクの人だった。


そういえば・・・その時も里衣言ってたな。好きになった翌日か、その次の日あたりに、「告ろうかなぁ・・・」って。


でも、結果見事に砕けちゃって・・・。別に告るのはいいんだけど、また・・・、なんてことになっちゃったら?ここは、止めるべきなのかな、、

【キーンコーンカーンコーン】
ち・ちょうどよすぎなタイミング・・・
ぁ、ちょうどよかったし、、

「ね・ねぇ、里衣?まだ、早くない?もっといっぱいその先生のこと知ってからにしようよ。」

「んーでも、早くしないと、その先生モテるから他の塾生が告っちゃうかも?」

「だぁいじょうぶだって♪告るまえから、ちょっとずつアタックしていけばいーじゃん?」

「そ・・・っか、それもそうだね!そうしよっ♪結那ありがと!」


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