死者の万屋
「お願いだ!この指輪を
あの人に…」


20代後半ぐらいの
若い男がケースに入った
指輪を前に出し、

必死に頼んでいる。



10代ぐらい少女が
その男と指輪を冷淡な目で見つめている。


何分たっただろうか。


少女が口を開いた。

「死者の万屋を依頼するには、あなたの魂、Soulを
私がいただく。
Soulを失ったら…」


そのあとの言葉を聞き
男は息を飲んだ。


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