【4 season】執事と羊
「龍夜は何処にいますか?」
「えっ?
確か自室に行くって言ってたような...」
「あ、ありがとうございます!!」
あたしは夢亜さんにお礼を言いなり
キッチンを飛び出した
そして、階段を駆け上がり
龍夜がいるであろうと思われる
部屋のドアを開けた
「美優!?」
案の定、龍夜は驚いている
「龍夜...顔...赤いよ?」
あたしは自信たっぷりな口調で言う
本当は内心ドキドキなんだけどね....
「赤くないよ?」
「でも、夢亜さん言ってたよ?
顔赤かったって....
もしかして、あたしのせい?」
もしかしたら、初めて
龍夜に口で勝つことが出来るかも...
いつもいいところまでいくけど、
最後にどんでん返しがある