大好きだよ―先輩―
それから受験生なのに私が毎日送るメールにも優しく返信してくれて
どんどんどんどん先輩のことを知って
どんどんどんどん先輩のとりこになっていった。
私の相談にも優しく対応してくれていつも真剣に答えてくれた。
私の愚痴も聞いてくれて先輩はいつも私の見方になってくれた。
ときどき
「誰にも言うなよ」
なんて言って話をしてくれた。
二人だけの秘密みたいで…。
信頼してくれてるって想えて…。
すごくすごく嬉しかった
でもいつしか、そんな優しささえ辛くなっていった。
卒業に近付いていく毎日の焦りに私の感情はどんどん大きくなっていく。
でもどんなに私が想っても先輩は私のこと好きになんかなってくれない。
先輩は恋をしないから