イケメンJKと俺。
「違うよ。少なくとも俺はな」


悲しそうな目しやがって…


神谷、コーヒー飲めるかな。




「コーヒー飲めるか?」
椅子から立ち上がってコップを手に取る。


「飲めます」

「砂糖とかないけど大丈夫?」

インスタントコーヒーを入れながら聞いた。




「大丈夫です。って…あ!すいません!!」
急に大きな声を出されて驚いた。

「どうした?」

「あの、あたしバイトあるんで帰らなきゃ…」


俺の頭上の時計をチラチラみて申し訳なさそうにしていた。





「わかった」

「すいません。さようなら」
浅く、一礼して足早に準備室を出て行った。
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