イケメンJKと俺。
「それに、先輩に先生なら分かりやすいって聞いたので」
ニコッと笑顔で言われる。



「そっか。わかった」

「やった♪」

また柔らかく笑う神谷…。



「物理室行くか。ここ1個しか椅子ないから」

「はーい」

鍵を持って物理室に移動する。
神谷は少し離れて俺の後ろからついてくる。


何故か嬉しかった…。
きっと、生徒たちに、わかりやすいって思えてもらえてるからだな。








そう、思っていた。








「どこがわからない?」
ゆっくり少しずつ教えた。
神谷が分かったと言う度に…俺はほほが緩んだ。
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