イケメンJKと俺。
俺と神谷は1時間ほど勉強をし続けていた。


「あー…疲れたぁ」

休憩を取ると、大きく神谷が伸びをした。



「なぁ、バイト行かなくていいのか?」

「テスト2週間前から休みなんです」


もうテストか…。
それまで俺んとこに来るのか。

なら、空けとかないとな。




「ねぇ、先生?この前コーヒー飲みそびれたから…頂戴?」
机に頬をくっつけたまま俺を見る。



「ダメ?」
頬の下に手を置いて、見上げる。





「わかった。待ってろ」


スッと立ち上がると、神谷が『ありがと』と小さく言って笑った。






準備室でコーヒーを入れる。


砂糖は要らないんだったよな。
あ、そう言えばクロに貰ったエクレアがあったかも…。
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