イケメンJKと俺。
「こんにちはっ!」
部員たちの声が武道館の中でこだまする。



会釈だけして、近くのパイプ椅子に座る。
俺は、物理担当で空手部の顧問を任されていた。



…ん?

見たことのない生徒が混じっていた。



誰だ?



俺の目に留まったのは型をしている一人の男子生徒。



キレやスピードが並じゃなかった。
それに、人を魅了してしまう動き…。



すごいな…。





近くに居た2年の部員に聞いてみる。
「キャプテンの知り合いらしいです」
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