イケメンJKと俺。
口の中に、チョコとクリームの味が広がる。


パッと目を開けてみると、すぐそこに愛しい人の顔。
一旦落ち着いた心拍数がまた跳ね上がった。


ヤバい、何か喋らないと!



「う、うまいなッ」



サッと離れ神谷と距離をとった。
不自然なまでの離れ方。

でもそんなの気にするほど余裕は残っていなかった。



どうしよう…。
絶対、耳真っ赤だ。
悪ければ顔も真っ赤だ。



生徒にからかわれてどうするんだ・・・。


神谷はと言えば、気にしていないようだった。
普通にパフェ食ってるし。
あ、苺大福にも手出してる。



っていうか…思いっきり間接キスしてんじゃん。
そっと唇に手を当てた。


やべ…顔ニヤけてきた。
やっぱり、俺、ロリコンで変態なのかも知れないなぁ。
< 64 / 92 >

この作品をシェア

pagetop