イケメンJKと俺。
「ご飯食べた?」

「うん。手伝おうと思って来た」
ほんわかした雰囲気を漂わせる2人。



…いやいや、まさか。



「裏から回ってくればいいのに」

「まぁな。忍田先生、ゆっくりしてってくださいね」

「あ…はぁ…」



まさか…な?



「深雪さんはね、藤丸先生の婚約者なんですよ」
2人が離れてから神谷が教えてくれた。



「結婚式は9月にするみたい…」

そこに、俺をからかっていた時の元気な神谷はいなかった。





とても…




辛そうに、




羨ましそうに、




泣きそうな顔で、




藤丸先生と深雪さんを見ていた…。
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