イケメンJKと俺。
「…もう少しだけ…。ダメですか?」

放課後のあの生徒たちに甘えられても鬱陶しいとしか思わなかった。


でも神谷は違う。
神谷のお願いならいくらでも聞くよ。



「もう少しだけ、な」
あぁ…すごく神谷に触れたい。
でも、"少しだけ"なんて歯止めが効かないよな。


「ありがと」
ふにゃぁっとした笑顔に触れたい衝動にかられる。



「寒くないか?」

「ちょっとだけ寒い」
体育座りで出来るだけ体を小さくして体温を保とうとしていた。




ちっさい身体。
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