イケメンJKと俺。
神谷の小さな身体がすっぽり収まる。


「もう寒くない?」

「はい。大丈夫です」


ヤバい…
すげーいぃにおいする。

香水じゃないよな。
ってことはシャンプー?
いや…それも違う。


「なぁ、香水何つけてる?」

「つけてませんよ?」

じゃぁ、やっぱりシャンプー?


「甘いにおい?」

「うん」
甘いけどしつこくなくて…爽やか。



「多分、ワッフルのにおいがついたんじゃないかな」

「あぁ。でも柑橘系のにおいもするぞ?」

「んー…ボディーソープは薔薇の香だし…。体臭?」

「ばーか」
やっと神谷が笑ってくれた。
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