助手席に君を
次の日。教習所のコースをいくら探しても、村西さんはいなかった。講義の教官にも名前はなかった。

「休みか…」

その日は、全くやる気がでなかった。適当に講義を聞いた。だけど、

とうとうS字とクランクが合格!

やっぱり、村西さんの教えが効いたのね♪

ふと思い出して、もう一度講義の教官が書かれるボードを見に行く。

「村西、村西…村西…、あった!!」

来週の火曜日。けれど、その講義はまだ私は受けることができない講義だった。

「なぁんだ。仮免とった後じゃないとダメ…か。」

ずっと考えてた。

村西さんのことを。

ずーっと、ずーっと。

好きなんだと思う。

恋したんだと思う。

恋に恋したんじゃなくて、

村西さんに。
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