助手席に君を
それから私は、超高速に問題を解いた。

もちろん、目的は村西さんの採点を受けるため。

正解率も上がり、98点を取った時には、村西さんに褒められた。

「点数上がりましたね」

アナタのおかげです!

と言ってしまいそうだ。

4題目の解答を出しに行くと、すでに村西さんはいなかった。

帰ろ。

すぐさまそう思ってしまう自分が何とも情けない…
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