助手席に君を
ワクワクしながら、一番前の席を陣取った。
「フフーン、フンフン♪♪」
こんなに積極的に、講義を受けたことなんてないぞ。私。
ジリリリリリ ジリリリリリ
チャイムが鳴り、教官が講義室に入ってきた。
はれっ?誰?へっ?
ネームプレートには、「田村」「坂本」「村田」
私の見間違いですか…一気にやる気をなくしてしまった。
この日の講義、私はほとんど聞いていない。教本にマーカーを一つも引くことなく、講義を終えることとなった。
「今日の講義は何を話していたんだ?ま、いいか。もうどうでもいいや」
講義室を出て、待合室の窓から所内の運転コースを見ていた。どうしてかわからないけど、勝手に待合室に行ってしまっていたのだ。ボーっと、眺めていると村西さんが教習車に乗るところが見えた。
「72番か」
自然と私は村西さんの教習車の番号を覚えていた。
「フフーン、フンフン♪♪」
こんなに積極的に、講義を受けたことなんてないぞ。私。
ジリリリリリ ジリリリリリ
チャイムが鳴り、教官が講義室に入ってきた。
はれっ?誰?へっ?
ネームプレートには、「田村」「坂本」「村田」
私の見間違いですか…一気にやる気をなくしてしまった。
この日の講義、私はほとんど聞いていない。教本にマーカーを一つも引くことなく、講義を終えることとなった。
「今日の講義は何を話していたんだ?ま、いいか。もうどうでもいいや」
講義室を出て、待合室の窓から所内の運転コースを見ていた。どうしてかわからないけど、勝手に待合室に行ってしまっていたのだ。ボーっと、眺めていると村西さんが教習車に乗るところが見えた。
「72番か」
自然と私は村西さんの教習車の番号を覚えていた。