流れ星との約束
1年F組の、千葉が挨拶を終えた。これで、今日練習にきている新1年生の挨拶は全て終わった。
少しホッとした神山遥斗は、左隣にいる宗を見た。クラス毎の名簿順に並んでいるため、本当は彼らの間に2人が入るのだが、今日の練習には来ていない。
宗には、全く緊張している様子が見られなかった。坊主頭の上級生を見るだけで緊張している遥斗との違いに、彼は少し驚いた。
「はい、挨拶おつかれさん。俺がキャプテンのマツナガアタル。ポジションはキャッチャーな」
「俺は副キャプテンのカイダカズヤ。ポジションはサード」
そう言って、おそらく3年生であろう2人の上級生が挨拶した。
そして、マツナガは一度手を叩いた。挨拶終了の合図だろうか。話は練習メニューに移った。しかし、遥斗が理解できた単語はキャッチボールのみだった。
今日の練習メニューを全て言い終わると、マツナガは1年生の方をざっと見渡した。
「えーと、まずはキャッチボールやけど……1年には2年がついてやれ。できるだけ同じポジションの奴としろよ」
その言葉とほぼ同時に、2年生と思われる選手が動き出した。
少しホッとした神山遥斗は、左隣にいる宗を見た。クラス毎の名簿順に並んでいるため、本当は彼らの間に2人が入るのだが、今日の練習には来ていない。
宗には、全く緊張している様子が見られなかった。坊主頭の上級生を見るだけで緊張している遥斗との違いに、彼は少し驚いた。
「はい、挨拶おつかれさん。俺がキャプテンのマツナガアタル。ポジションはキャッチャーな」
「俺は副キャプテンのカイダカズヤ。ポジションはサード」
そう言って、おそらく3年生であろう2人の上級生が挨拶した。
そして、マツナガは一度手を叩いた。挨拶終了の合図だろうか。話は練習メニューに移った。しかし、遥斗が理解できた単語はキャッチボールのみだった。
今日の練習メニューを全て言い終わると、マツナガは1年生の方をざっと見渡した。
「えーと、まずはキャッチボールやけど……1年には2年がついてやれ。できるだけ同じポジションの奴としろよ」
その言葉とほぼ同時に、2年生と思われる選手が動き出した。