流れ星との約束
「オーダーは俺が考えた。あくまでも独断と偏見やから……意見があったら言ってくれよ」
そう言って宗がメンバー表をみんなに見せた。
①捕 吉田 宗
②中 千葉優希
③三 豊田 一
④一 瀬高亮司
⑤左 田中 聡
⑥投 安藤克也
⑦右 松田賢之
⑧二 千尾啓太
⑨遊 市橋将哉
「良いんじゃねえか? まっ、どうせほとんどが軟式上がりで大差無いやろうし」
「ああ。自分を先頭打者に置くってことは自信あるってことやろ。今日の指揮は任せる。で、良いよな?」
最初に言った安藤の言葉に豊田が頷きながら同意し、他の1年にも促した。彼ら2人は中学時代から硬式で野球をやっていたらしく、神山遥斗のような素人が見ても上手いのが分かる。
遥斗は、自分がスターティングメンバーに入っていないが反抗しなかった。まだ実力が足りないのは自覚している。
「分かった。向こうも3年がいない今日はチャンスや。ベストメンバーで来ると思う。
安藤、無失点で頼む」
そう言って、宗は安藤を見る。安藤も口は笑っているが、目は真剣な顔で少し頷いた。
そう言って宗がメンバー表をみんなに見せた。
①捕 吉田 宗
②中 千葉優希
③三 豊田 一
④一 瀬高亮司
⑤左 田中 聡
⑥投 安藤克也
⑦右 松田賢之
⑧二 千尾啓太
⑨遊 市橋将哉
「良いんじゃねえか? まっ、どうせほとんどが軟式上がりで大差無いやろうし」
「ああ。自分を先頭打者に置くってことは自信あるってことやろ。今日の指揮は任せる。で、良いよな?」
最初に言った安藤の言葉に豊田が頷きながら同意し、他の1年にも促した。彼ら2人は中学時代から硬式で野球をやっていたらしく、神山遥斗のような素人が見ても上手いのが分かる。
遥斗は、自分がスターティングメンバーに入っていないが反抗しなかった。まだ実力が足りないのは自覚している。
「分かった。向こうも3年がいない今日はチャンスや。ベストメンバーで来ると思う。
安藤、無失点で頼む」
そう言って、宗は安藤を見る。安藤も口は笑っているが、目は真剣な顔で少し頷いた。