Princessの掟





「皆!おはよう。」



今の空気にそぐわない明るい声で入ってきた辰弥。



入ってきてすぐこの空気に気付いたのか 



「あれ?俺、KYだった?」



わざとふざけて言った。



それを聞いていたクラスの皆は一気に笑い出した。



彼も頭がいいから私達がもめていたことに気付いたんだと思う。 



「おはよう、優斗。」



「…おう。」



彼にも素っ気ない優斗。



だけどそんなこと気にしていないのか普通に話かける覆紀くん。 



でもさっき何があったのかは優斗に聞いてない。 



そういう所は彼の優しさなんだと思う。 



そんな2人を見ていたら優斗が席を立った。 






< 109 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop