Princessの掟
「初めまして。五十嵐拓磨です。」
五十嵐拓磨という人はかっこいいよりかわいい顔をしている。
でも、背は私より高いところはやっぱり男なんだろう。
「二階堂百合亜です。」
私は短い挨拶をして飲み物にてを伸ばした。
「百合亜さんはとても可愛らしい方なんですね。」
五十嵐拓磨が懐っこい笑顔で声をかけてきた。
私は琢磨さんの言葉に笑顔で答えた。
「い、いえ。そんなことありませんわ。」
「あら、ほんとに可愛らしい方ね。」
「拓磨さんもかっこいい方ですわ。」
私は母達の会話をただ聞いて中には入らなかった。