Princessの掟
「ふぅー。」
今度は私が深呼吸をした。そして優斗に背を向けて少し歩いた。
私の前には綺麗な夜景。
「優斗、私を好きなってくれてありがとう。」
「……」
優斗は何も言わない。
それを気にしながらも私は言葉を続けた。
「……私ね?…始めは優斗のこと大嫌いだった。」
「そりゃどーも。」
「でもね、いつも隣にいて過ごす内に輝いてる優斗を自然と目で追ってた。」
「………でも、ね。」
私は愛する人に……
最初で、最後の
嘘をつきます。