Princessの掟
そんな拓磨くんの言葉に私達は苦笑いをした。
恐るべし五十嵐拓磨。
「じゃあ僕は終わりだから、着替えるね?」
拓磨くんは隣の教室に入って行った。
「よし!私達も着替えようか?」
「そうね?」
私達が教室に入るとほとんどの係の人がいた。
私達は女の子がメイド服。男子がタキシード。
ちょっと恥ずかしいけど凄く可愛いデザイン。
「百合亜!!ちょーかわいい。」
「そ、そうかな?」
「うん、うん。似合いすぎ!!」
美吏那はちょっと興奮気味。
「ありがとう。でも美吏那もすっごく似合ってるよ。」
「ありがとう。」
「そろそろ始めまーす。」
係の子のひとりの言葉で私達は仕事を始めた。