Princessの掟
「待たれよ。」
そう言われて私はそっと後ろを振り返った。
えっ………。
どうして…あなたそう私を苦しめるの。
蓋をしたはずの思いがいまにも開きそう。
私は震える声であなたに尋ねる。
「あなたは私を少しでも愛してくれましたか?」
「今も、これからも、ずっと愛していきます。」
そんな2人を光の丘は見守っていた。
―――――――
そして2人は末永く幸せに暮らしました。
ナレーターの最後の文字と共に会場中が拍手で包まれた。