Princessの掟
放課後になり、私達は美吏那の車で美吏那のお母様のお店に向かった。
美吏那のお母様は世界的に有名なデザイナーで、美吏那のお母様の服は世界のあっちこっちで売られている。
「そういえば、百合亜。お母様に会うの久しぶりね?」
私は窓から視線を美吏那に向けた。
「そういえば、去年のパーティー以来かも。」
「きっとお母様喜ぶよ。百合亜のことお気に入りだから!!」
「そう?私もおば様に会うの楽しみ。」
私は胸を踊らせていた。
「何色がいいと思う?」
「うーん水色とかいいかもよ。」
「そうだな……。」
私達がはしゃいでいると、目的地に車が止まった。