Princessの掟






お店中に入ると早速ドレスが運ばれてきた。 



「百合亜ちゃん!これなんてどうかしら?」



そう言って差し出されたドレスを眺めた。 



黄色を基調に花のようにフワッとなっていて、クリーム色の胸の辺りに付いているバラがかわいらしい。




「とてもいいと思いますわ。」



私は素直に答えた。しかし、美吏那が私達の会話に首突っ込んできた。 



「お母様。百合亜にはもうちょって上品な方が似合うんじゃなくて。」



美吏那の言葉を聞きおば様は何か考えこんでしまった。 



それを横目に美吏那に耳打ちした。 





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