Princessの掟
「そうだったの。もういいわ、」
校長の言葉で席を立つと私だけ、残るように言われた。
「では、私は。」
茉莉香さんが出ていくと校長は口を開いた。
「今日は貴女に途中経過を聞きたくてね?」
そして校長はふっと笑った。
「途中経過と言われますと?」
「掟…こう言えば分かるわね?」
まっすぐ見つめてくる校長に少しだけ怯んでしまった。
「特に変わらないと思いますが。」
トーンを下げて答えた。