Princessの掟
「い、いやそういうわけじゃねーけど。」
「じゃあ他のもの考えて!私もその賭けに乗ったの。気遣いは無用よ。」
自分でも分からないぐらい必死だった。
「そこまで言うなら俺とデートしろ。」
「なんであんたとデートなんかしなきゃいけないのよ。」
「お前が違うの考えろって言ったからだろ!今更なしはないからな。」
あらら。
私ってつい興奮して意味分かんないこと言っちゃった。
奴がキスでチャラにしてくれるって言うんだから素直に聞けばいいのに。
なにやってんだろう…
私。
「………」
「気遣いは無用なんだよな?」
「わ、分かったわよ。するわよデート!」
「そうでなきゃ。じゃあ日曜に華鈴の前で。」
「分かった。」
この際だし、おもいっきり恥かかせてやろう。