Princessの掟






「そう、なら良かったわ。さあ疲れたでしょう?もう休みなさい。」



急かすように母は私の背中を押した。 



だけど私はそれを拒んだ。 



「大丈夫ですわ、お母様お話がございますの。」



今までの表情と打って変わって母は顔を強ばらした。 



「じゃあ、リビングに行きましょう。」



その場では何も聞かずに母は歩き出した。 



私はそれに続いて後ろを付いていった。 







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