Princessの掟







リビングに着くとソファーに腰をおろした。 



「お母様…、私は」



「あなたが言いたいことはだいたい分かります。私は許すことはできないわ。」



私の話しを聞かずに答えた。 



「なぜ駄目なのですか?」



私の質問に顔色ひとつ変えずに言った。 



「当たり前でしょう。あなたは下手したら死んでいたところなのよ?あなたを傷つけた人に会わすわけにはいけないでしょう。」



「彼女だけが本当に悪いのでしょうか?」



「何が言いたいの?」



私の言葉に母は首を傾げた。 







< 402 / 441 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop