Princessの掟
数日後。
優斗からの連絡で茉莉香さんが目を覚ましたと聞いた。
そして今日私は茉莉香さんに会いに行くことにした。
玄関を出ると知らない車が止まっていた。
「中原、この車…。」
「よっ!!」
中原に聞こうとした時、車の窓が開いた。
「優斗?!なんで?」
驚いてる私を優斗はクスクス笑ってきた。
「今日行くって聞いたから迎えにきた。」
優斗は車から降りてきた。
「本当に大丈夫なのか?」
「平気。」
「気分とか悪くなったら言えよ。」
いつになく心配する優斗に頷いて答えると車に乗り込んだ。