Princessの掟
私行き付けの香水屋さん。
このお店は世界中の香水を置いてあるからかなりの種類。
「なかなかいい店だな」
店を見渡しながら言う奴。
「でしょう?選ぶのに時間掛かるかもだけどいい?」
「別にいいよ。俺も色々見てるし!」
「じゃあ後で!」
私達は別々に歩きだした。
「柑橘系の爽やかな匂いがいいかも。」
私は柑橘系のものが置いてあるフロアーにきた。
フロアーだけでもかなりの数。私は気になった香水を嗅いでいった。
「うーん。もう少し甘い感じがいいかも……。」
なかなかいいのが見つからない。そういえばアイツは何処にいるんだろう?
私は奴を捜すためにお店を見渡した。
あっ!いた。
奴がいたのは何故か、女物のフロアー。
「何してんだか。」
奴が何してるか気になったけど、香水探しに専念することにした。